こんにちは、代表のマックスです
2021年9月の研究・開発報告です
8月にプランツスタンド(園芸用スタンド)の調整が
一段落したので
9月はそこに組合せる
湿生植物専用ポットの調整に入りました
こちらが今までのデザイン
既存のプランターをベースに
加工していくようなイメージでデザインしてきたので
底面が直線的であったり
ウォータースペースのための縁があるなど
一般的なプランターの面影が残っています
今回の調整は
湿生植物専用のポットとして
形や構造はどうあるべきかを見直し
機能性と意匠性を突き詰める事を目指しました
まずは
通水・通気性アップのために
水や空気との接地面積を増やすべく
底部のフォルムを円形に
左が以前のバージョン
右が新しいバージョン
注水時に水がこぼれないようにするための縁は
水槽の中で使用する事を前提とした
湿生植物専用ポットにとっては蛇足になってしまうと考え
ザクッと取り除きました
見た目もすっきりし
植物の造形に注目しやすくなったかと思います
大枠の造形が決まったところで
通水・通気機構の見直しをしていきます
まずは
CADでデザイン
穴が多く大きければ通水・通気性は上がるのですが
やりすぎると
ポット内の用土がこぼれやすかったり
強度に影響をあたえてしまうので
機能と強度のバランスを考え
穴やラインのサイズや数
配置を設計していきます
機能の課題解決と共に
視覚的なデザインから機能が連想できるよう
通気性を意識したポイントはドットで
通水性を意識したポイントはラインで処理しました
スタンドとのバランスもみながら
全体のサイズや
フィレットの大きさなど
調整し
CADでデザインできたら
3Dプリンターで出力
出力して
手にとってみる事で
見えてくる課題があるので
CADと3Dプリンターを行き来しながら
さらに調整を繰り返しました
そんな過程を経て
大枠の形が完成しました
あとはこの湿性植物用ポットを
実際に使っていくことで見えてくる課題を解消していくのと
相性の良いレジンを探していく事が課題です
9月の進捗報告は以上です〜
ざくすきーさま
こんにちは代表のマックスです
僕も水洗いレジンで試した事あるんですが
水を吸ってしまって上手くいきませんでした、、、
いろんなタイプのレジンを試した結果
現状一番安定して使えると感じているのは
Elegooのベーシックなレジンです
(IPA洗浄が必要となりますが)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B081JH1J9D/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1
対候性ですが上記の樹脂はメーカーは対候性をうたっていないので
正確な事は答えられないのですが
自身のベランダでの耐候検証しているものは
3年以上使えています
(あくまでも僕のベランダ環境ですが)
あと、プロダクトの強度や耐久性の要因は
素材だけではないので
使用方法に応じて厚みや太さを調整するなど
デザインで対応する必要もあるかと思います
HYGRO STANDは室内用として提案しています
耐候性を重要視するのであれば
FDM方式のプリンターで
対候性の高いフィラメントを使うのも一案かと思います😊
初コメント失礼します!
自分も光造形でプランターを作ったりしているのですが、
水洗いレジンで作ったプランターはすぐに割れてしまい失敗しました。
水洗いレジンの性質上、水を吸収してしまい膨張して割れるようです。
ハイグロスタンドでは水につけっぱなしで問題ないようなのですが
レジンは何を使用されていますか?
また、そのレジンは耐候性はありますか?
是非ご教授いただけると幸いです。