こんにちは、PLANTS DESIGN代表のマックスです。
2025年8月の研究・開発報告です。
今月は「本本本本(ぶっくぶっくぽんぽん)」イベントへの出品に向けて、
リトファン(透かし彫刻)のカラー版制作を中心に活動しておりました。
過去作品振り返り
こちらは、半年前に制作した

モウセンゴケの粘液をモチーフにしたリトファン(透かし彫刻)。
モウセンゴケは食虫植物の一種で、葉の表面に露のような粘液を分泌します。

太陽の光を透過して美しく輝く姿から「太陽の雫」と呼ばれるこの粘液と、
光を透過することで図像が浮かび上がるリトファン(透かし彫刻)の特性との
相性の良さに着目し、組み合わせてみました。
この作品では白いフィラメントのみを使用し、
フィラメントの厚みを調整することで明暗を表現しています。
カラーリトファンへの挑戦
今回、この作品をアップデートするべく、
カラーリトファンにチャレンジしました。
カラーリトファンはCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の4色とベースのホワイトを使用し、計5色の組み合わせで制作しました。

新しい技術を使っているのにフィルムのような懐かしさを感じる所や
光源の変化(時間の移ろい)によってイメージが変化していく所が魅力だと感じています。
イベント出品について
この作品は「本って何だろう?」という疑問からスタートした
なんでもありの”ブックフェア”『本本本本(ぶっくぶっくぽんぽん)』に出品します。

このイベントは京都精華大学ビジュアルデザイン学科の助手さんと学生による企画で、
学生や若手作家、教員の日々の制作から実験的な試みまで幅広く出品されます。
鑑賞者の発想スイッチに刺激が入り、本というメディアの広がりを感じていただけるイベントになっております。
今回の出品に合わせて、

イベント用の看板も制作しました。
詳細はこちら
https://www.instagram.com/bookbookponpon/?hl=ja
日時:9月7日(日)~9月14日(日)
会場:POL GALLERY(大阪)
今月は、いつもと違った制作に取り組むことで
新しい表現の可能性を探ることができました。
お声掛けいただいたスタッフの皆様、ありがとうございます!
興味を持っていただけた方がおりましたら、ぜひご覧ください。
今月も読んでいただき、ありがとうございました!