研究・開発報告

3月のPLANTS DESIGN 2025

こんにちは、PLANTS DESIGN代表のマックスです

2025年3月の研究・開発報告です

3月は主に、以下の2つのプロダクトについて
3Dプリント用のデータ調整と出力設定の検証に力を入れていました。

1.【HYGRO STAND Ⅱ】miniバージョン

2.【Gridfinity TOOL BASE】

1.【HYGRO STAND Ⅱ】miniバージョン

【HYGRO STAND Ⅱ】を使って
より小さなスペースでも、植物の育成を楽しんでいただきたいという想いから

小型化したバージョンの開発を進めています

plants design

モデルのベースとなるデータの調整はほぼ完了し

現在は質感の向上を目指して

plants design

プリント設定を細かく変えながら

仕上がりの違いを

plants design

確認している段階です。

少し専門的な話になりますが、
【HYGRO STAND Ⅱ】 miniバージョンを制作する上で
課題として主に以下の2点に取り組んでいます。

  • 小型化しても、適切な「梨地」(梨の皮のような、少しザラっとした質感)を出せるか。
  • FDM方式(熱で溶かした樹脂を積み重ねる方式)の3Dプリンター特有の「シーム」(材料の押し出し開始・終了点にできる継ぎ目のような跡)を、いかに目立たなくできるか。

これらを解決するために 設定を少し変えては

plants design

出力し

確認して…という

plants design

地道な作業を繰り返しています。

2.Gridfinity TOOL BASE

こちらは、園芸ツールを整理するための収納道具の開発です。

「自分だけの使い方やスペースに、”ちょうど良い”収納道具って、
探してもなかなか見つからないな」
と感じたのが、開発のきっかけです。

plants design

実際に自分でも日常的に使いながら、 より良い形状や使い勝手を検証しており

こちらも、今月は プリント設定による
仕上がりの違いを中心に

plants design

検証を進めていました

今月は、どちらのアイテムも地道な検証作業が中心でしたが、
開発は着実に前進しております。

来月も引き続き開発を進めてまいります。

今月も読んでいただき、ありがとうございました!

ABOUT ME
マックス(竹内一馬)
PLANTS DESIGN 代表 京都精華大学デザイン学部 教員 京都精華大学水槽学部 部長 自然から学び 心地よく豊かな暮らしを創造するべく 水景制作やプロダクト開発を通じて デザインや表現について 探究しています